■施工会社の選定
発注にあたっては、かなりの手間と時間がかかりますが、複数の会社から見積を徴収して内容を検討し、管理組合がもっとも適当と認めた会社を選定する「見積合わせ方式」がよい結果を生むでしょう。
CM方式による場合にはもっと複雑な手順になりますが、元請工事会社へ一括発注する場合には、おおよそ次の手順で行います。
- 応募基準を設け、見積参加会社を募集する
- 応募会社の中から見積依頼会社を選定する
- 見積を徴収する・見積等を比較する
- ヒアリング、価格交渉を行う
- 予算にあわない場合に諸施策を行う
- 施工会社を決定する
また施工会社の決定に際しては、工事金額のみならず次のようなポイントを総合的に勘案する必要があります。
- 見積書の金額及び内容
- 大規模修繕工事についての実績及び熱意
- 技術力(専門技術者数等)
- 財務内容
- 現場代理人の力量、コミュニケーション能力
- 性能保証等の内容
- 工事完了後のメンテナンス体制